バスケットボール治療

バスケットボール
治療について

バスケットボール治療とは、プレー中のケガやバスケットボールをプレーする中で起こる慢性的な不調を早期解消するための専門治療です。バスケットボールは、瞬発力と跳躍力が求められる激しいスポーツです。選手同士が身体をぶつけ合うようにボールを追いかけますので、知らず知らずのうちにお身体のどこかへ負担が積み重なって、ある日を境に、痛みやしびれ、こわばりなどの慢性不調が起こることもございます。

また接触プレーも数多くあります。特にゴール下での争いは身体と身体をぶつけあってボールを奪いにいきます。着地の際に膝を捻り、前十字靭帯をはじめとする膝の靭帯を痛めてしまうことも珍しくありません。

バスケットボールで
起こる症状

ジャンパー膝

ジャンパー膝はバスケットボールで起こりやすい障害の一つです。これは繰り返し跳躍が行われることで膝の靭帯に炎症が起こってしまう症状であります。ジャンパー膝はジャンプを繰り返すようなスポーツに多く、ジャンプ動作により太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋に負担が重なり、膝蓋腱に痛みや炎症を起こします。大腿四頭筋は膝蓋腱に変わりすねの骨の脛骨粗面という場所に付着します。

子供の場合には、付着部に牽引ストレスがかかってしまいオスグット病というものを発症してしまいます。膝を曲げた時に膝蓋腱には体重の何倍もの負荷がかかります。それがジャンプの着地となるとより一層負荷がかかってきます。日頃からケアをしておかないと痛みが出やすいと言えます。早期回復には、少しでも早く適切な治療を受けていただくことが重要なのです。

多くの原因は筋肉の硬さや柔軟性の低下

多くの原因は筋肉の硬さ、柔軟性の低下にあります。マッサージやストレッチで筋肉の状態を調整し、炎症・疼痛部位には電気治療などを用いて、痛みを軽減していきます。成長痛やオスグットとよく間違われやすい疾患になるので鑑別が必要になります。成長期ですとオスグット・シュラッター病も多く見受けられます。筋肉の調整、身体の使い方の指導をさせていただきます。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯を断裂している場合、運動を続けるには手術が必要になってくることも多いです。当院では徒手検査にて靭帯損傷を鑑別できるため、痛めてしまったら一度当院へご来院ください。前十字靭帯を断裂してしまうと、関節内に血腫が溜まります。また、脛骨というすねの骨が前方へ行くのを制御できずに、不安定性が出ます。さらに前外報回旋不安定症といった特徴的な不安定性が見受けられます。徒手検査である程度判断できますが、確定診断となるとMRI検査をおこわないといけません。運動選手やこれからも運動をやっていきたいという方はたいていの場合は手術となります。

腰椎分離症

お子さんの場合バスケットをやっていて腰が痛くなることもしばしばございます。お子さんの腰痛は腰椎分離症といういわゆる疲労骨折も隠れているため、そのままにしておくのは危険です。特に小学生の場合、分離症からすべり症へ移行してしまうと、神経を圧迫してしまい足にシビレのような神経症状が出てしまうことがあります。分離症は大人になってから腰痛が起こりやすくなってしまうため、しっかり検査をし、判断しないと一生ものの腰痛になってしまうこともございます。当院ではしっかりと徒手検査をし、疑いがある場合は整形外科受診をお勧めいたします。一度ご来院いただき症状を確認させていただければと思います。

当院のバスケットボール
治療の方針と治療法

文京区・茗荷谷・後楽園の茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では、バスケットボールによって起こる不調を、スポーツ治療の専門家がしっかりと治療してまいります(当院はたびたびプロアスリートにもご利用いただいております)。今感じている痛みが弱く、まだスポーツを行える状況であっても、必ずプレーをお休みしてください。そのまま継続されると、悪化してしまう恐れがございます。特に学生であれば、学生期間での選手生活というのは限られています。無理をしてしまい、悪化してしまいますとそれだけプレーできない時間が長くなってしまいます。まずは痛みを取る治療をし、そのあとは予防をしっかり行い、自宅などでもできるような運動療法を指導させていただきます。