四十肩・五十肩の治療

四十肩・五十肩について

四十肩、五十肩は、無治療でいると治るまでに半年から一年半ほどの時間がかかってしまう症状です。痛みで肩があがらなくなったら、早い段階で適切な治療を受けていただきたく思います。目安として肩があがりづらい、後ろに回しづらいなどの症状が出た際は早めにお越しください。放置しておくと凍結肩と言われる動きに強い制限を伴った状態になってしまいます。

四十肩・五十肩の原因

肩関節はボール&ソケット構造をしており、ゴルフボールとティーのような関節です。上腕骨頭が大きく、それを入れるお皿である肩甲骨の関節窩は小さくなっています。つまり可動域が広いがゆえに、とても不安定な関節でもあります。それを周りの軟部組織が支えて関節の安定性を保っています。軟部組織には、関節包、筋肉、靭帯などがあります。

これらの組織が炎症を起こすことで硬くなってしまうと可動域制限が出てきます。四十肩、五十肩とは、ある日突然肩に痛みが起こり、腕を一定の角度から上に持ち上げることができなくなる症状です。場合によっては石灰が肩にたまり、強い炎症を起こしていることもございます。その時にはじっとしていても痛く、肩が全く上がらない状態になります。肩関節周囲炎の炎症なのか、石灰沈着性腱炎の炎症なのか、しっかり見極めることで治療も大幅に異なります。

四十肩・五十肩の予防

肩を冷やしてしまうと血管もぎゅっと収縮してしまい、血流障害を起こしてしまいます。それゆえに痛みや可動域制限を引き起こすため、エアコンなどで冷やさないように心がけてください。一度よくなってもまた再発しやすい疾患でもありますので、注意していかないといけません。右肩が痛くなり、治ってきたら左肩が痛くなってきたというのもよくあります。軽微なストレスから、小さい炎症が積み重なり、ある日突然症状が出ます。多くは痛くなる要素を持っていることが多いです。肩甲骨の動きが悪かったり、腱板筋群というインナーマッスルがしっかり効いてなかったり、そのような要素を持っていると肩へのストレスになってしまいます。そういった身体のリスクを改善していくことも非常に大切になります。

当院の四十肩・五十肩の
治療方針と治療法

当院では検査等を行い痛みの原因がどこから来ているのかしっかり診させていただきます。痛みの原因を知ることで適切な治療法も見えてきます。何も治療せず、自然に回復するのを待つとなると、平均して半年から一年半ほどの時間がかかってしまうことが多いです。そのため、痛みを感じたらできるだけ早い段階で何らかの治療を受けていただくのが理想的です。症状が発症したては炎症期といい、動かしすぎてしまったり、温めてしまったりすると炎症が強くなり痛みが増してしまうことも多いです。いわゆるマッサージも患部にたくさん行ってしまうと痛みを強めてしまうこともございますので、病期を考えながら治療を行っていかなくてはいけません。

また、炎症期が終わってからはどんどん可動域訓練を行っていかないと、そのまま固まってしまい、可動域を回復させることが非常に困難になります。ご自身でできる体操やストレッチもお教えいたします。とにかく一緒に症状を軽減していきましょう。しっかり治療をしていけばある程度、可動域の回復も望めます。

四十肩・五十肩は早めの治療が大切です

とにかく早めの治療をお勧めします。当院では炎症を抑える物理療法機器もご用意している為、最初の炎症期にはそういった機械を用いて炎症を抑えていき、炎症が落ち着いたら、手技療法、運動療法、物理療法を用いて可動域訓練を行っていきます。ぜひとも一度、文京区・茗荷谷・後楽園の茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院へお越しください。