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梅雨の体調不良の原因とは

自律神経の不調

雨が降ると体調がすぐれなかったり、関節の節々に痛みを感じるかたは意外と多いのではないでしょうか?

人によっては降る前の方が症状が強く出たり、逆に天気が良くなってから
症状が現われ方もいらっしゃいます。

天気によって、関節の痛みを感じる原因の一つは関節包と呼ばれる
関節を覆っている袋の組織の問題とされています。

気圧が下がる(低気圧)と天気は悪くなる傾向にあります。(台風=爆弾低気圧)
気圧が下がることにより、関節包の中の内圧が高くなり、袋が膨張し周りの組織などを
圧迫したりするため痛みや重だるさを感じたり致します。

標高の高い山や、飛行機などでお菓子などの袋を持っていくと
袋が膨張します。これも周りの気圧が低くなることで
袋の中の内圧が高くなることで起こります。

気圧の低い日は身体の中でも同じことが起こっているのです。


では、体調不良はなぜ起こるのでしょうか?
これにはホルモンと自律神経の乱れが関係しています。

低気圧の日は自律神経が乱れやすくなりその影響で様々な体調不良が起こります。
また梅雨の時期は、高い湿度と気温の上昇が重なり身体にはとてもストレスがかかります。

また日照不足によりホルモンが十分に放出(もしくは体内での生成不足)されなくなります。

特にセロトニンという覚醒や精神の安定に重要なホルモンが少なくなってしまい
体調がすぐれなくなることがあります。

セロトニンが活性すると血圧や呼吸、心拍が活動的になり起床してから
目がしっかり覚めて意識がはっきりとしてきます。
また脳内の神経が活性化し活動が安定し適度なリラックス状態となります。
(セロトニンの不足はうつ病の原因)

またセロトニンは脳に痛みを伝達する痛覚の伝導路を抑制する働きがある為
セロトニンの不足は痛みを過剰に引き起こす原因にもなります。

セロトニンは太陽の光が網膜に入ると刺激され放出されるため
雨が続くとセロトニンの放出が妨げられてしまいます。

不足しているセロトニンを多く分泌させるために日光を浴びることが重要ですが
梅雨はそもそも太陽が出ません。

そこで重要となってくるのが睡眠です。
自律神経が乱れることにより、睡眠時間が短くなったり質の良い睡眠が取れなくなってしまい
さらにセロトニンの放出が減ってしまう為体調がますます悪化してしまいます。

自律神経の働きを調整し、しっかりとした睡眠が取れるようにすることが
梅雨の体調不良を軽減させるために必要になってまいります。

当院では自律神経の調整に力を入れております。

梅雨の時期になると必ず体調が悪くなる方は自律神経に介入していく必要がありますので
当院へご相談くださいませ。

当院の自律神経の調整はこちら⇒https://myogadani-curare.com/jiritsu