コラム

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当院における膝関節の治療について

手・脚

最近、膝関節の痛みを抱えてご来院される方が多くいらっしゃいます。

多くは他の接骨院からの転院や整形外科から転院されてご来院されます。

膝関節の痛みは、痛みを感じる場所などによりますが原因は多種多様です。
原因が異なるのに対しマッサージを患部の周りにだけ施しても良くはなりません。
現在お受けになられている治療がもしそのような治療であれば一度当院へご相談ください。

変形性膝関節症という膝関節に変形が起こりその影響で炎症等を引き起こし疾患もありますが
膝関節の痛みには画像所見上なにも問題がないことも多々あります。
もともとレントゲンには筋肉や半月板という軟骨は写りませんが
MRIであればそういった組織まではっきりと映ります。

当院へ最近ご来院された患者様はMRIまで撮っても画像所見上なにも問題はないということで
特に治療法はないとのことでシップと飲み薬を処方されて安静にしておりましたが
それでもやはり良くならないとの事で当院に紹介でいらっしゃいました。

こういった場合、膝関節の問題ではないケースが多いため膝関節の上下の関節である
股関節もしかは足関節に問題がある場合がある為まずはそちらから確認させていただきました。
(膝関節を構成する骨はそれぞれ股関節と足関節も構成している為)

しかし足関節も股関節も問題がなかった為、今度は腰を確認させていただきました。

お話を伺うともともと腰の方が悪く、腰の治療を受けていたとのことでした。

ある協会の調査によると膝関節の痛みの38%は膝ではなく腰に問題があると発表されております。
やはり検査をさせていただくと腰から来ている可能性が非常に高かった為
膝関節の治療として腰を治療させていただきました。

その結果、膝の痛みが来院時の3割程度に減りました。

腰の問題で膝に痛みが出ていたので画像所見上は何も映らなかったことを説明したところ
納得していただきお帰りになられました。

膝関節の治療はまずはなぜ痛みが起こっているのかをしっかり
見極めることが重要となってきます。

もし膝関節の痛みでお悩みの際は当院へご相談くださいませ。