シンスプリント

シンスプリントについて

シンスプリントは、脛(すね)の内側に痛みが生じる現象です。シンスプリントは筋肉の炎症や筋肉がつく骨の膜の炎症による痛みです。たくさん走るスポーツに多く起こります。さらに身体の硬さや筋力不足などが重なり、痛みが起こりやすくなります。痛みによっては放っておくと疲労骨折になってしまう場合もあります。そうなると運動も中止で休息を余儀なくされます。痛みの種類にもいくつかあり、筋肉の問題なのか、骨の炎症なのか、しっかり検査をして痛みの原因を見極める必要があります。

シンスプリントで
痛みが起こる原因

シンスプリントで痛みが起こる原因は、筋肉の動きにあります。ふくらはぎにある筋肉が、ランニングの際に脛の骨との密着部をけん引することで、付着部にある「骨膜」に強い負担がかかり、骨膜に炎症が起こってしまうのです。もちろん筋肉の硬さが強く影響している為、ストレッチ・マッサージ等で筋肉の状態を整える必要があります。運動で使う量とケアの量が不均等だと痛みも出やすくなってしまいます。しっかりとしたケアを行っていくことが大切です。筋肉による骨膜へのけん引が続くと、脛骨が疲労骨折してしまう恐れがあるため、まずは現在取り組まれている運動をお休みしていただかなくてはなりません。

また、負担がかかる理由として靴や足の問題、患部外の筋力不足などいくつか見るべきポイントが御座います。筋肉は地面からの衝撃を緩衝したり、姿勢の安定化などに働いています。よって筋力が落ちてしまうと、地面からの衝撃を受けきれずに関節に負担がかかったり、筋肉が伸長ストレスに耐え切れず、付着部に負担がかかってしまったりしてしまいます。シンスプリントの場合は骨膜に負荷がかかり骨膜炎が起こります。全身を診て弱い部分は改善し、良いところは伸ばす。こうしてケガの少ないいい身体を一緒に作っていきましょう。ケガや障害が起きるのには必ず原因が御座います。そういったリスクを改善していきましょう。

当院のシンスプリントの
治療方針と治療法

当院ではまず痛みの出る部位、筋肉の問題か骨の問題かを徒手検査をし判断していきます。その痛みの部位によって治療方針も異なりますので、まずは検査をしなくてはいけません。検査といっても痛みの部位や、どの動作で痛むか、スポーツ時の痛みなど問診と他覚所見で判断していきます。MRIを取ればもちろん原因はわかりますが、患者様のご負担も多いため、なるべくならやらないに越したことはないと思います。

疲労骨折を疑う所見が出た場合

疲労骨折を疑う所見が出た場合は精密検査が必要になります。検査が必要かどうかもしっかり確認させていただきます。しっかり治療していけば治っていきますが、運動は休みたくない、試合が近いなどでどうしても安静にできない状態の方も多いと思います。運動しながら治すというのは非常に治りが遅くなります。しかしこれ以上悪くならないようにしっかりケアが必要です。痛みの部位によっては運動を控えないと良くならないものもあります。無理してプレーを続けると他の部位に負担がかかってきます。足が痛くなったらまずは当院で診させてください。何の痛みなのかしっかり原因追求し説明させていただきます。痛みが続くようであれば、少しでも早くしかるべき治療を受けていただくのが理想的です。

電気治療を行います

当院の電気治療器は炎症を抑えたり、除痛効果の高いものばかりそろえているため、早期に楽になることを保証します。また、テーピング等を用いて痛みや負担を減らすことも可能です。