コラム

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雨や台風時の体調不良について

施術法 / 自律神経の不調

先日は東京でも川の氾濫や商店街が冠水するほどの大量の雨が降りました。

雨が降る前や後に頭痛や腰痛、膝痛などの痛みの症状や動悸やめまいなどの

症状にお悩みの方は多いのではないでしょうか。

 

最近ではこういった症状を気象病とも呼んだりしますが、気象病の原因は自律神経の乱れによって引き起こされます。

 

今回はこの気象病についてご説明いたします。

 

なぜ天気が悪くなると様々な不調を引き起こすのか?

気象病には自律神経が大きく関係していることは以前のブログでも記載いたしましたが

今回は特に自律神経がどのような影響を与えて不調や痛みにつながるかを説明いたします。

 

まずは天気が悪くなる前から気圧が低下いたします。

(台風の前には爆弾低気圧が発生したりしますよね)

 

気圧の変化は耳の中にある内耳のセンサーがその情報をキャッチします。

内耳のセンサーが情報をキャッチすると脳の中にある視床下部という部分に情報を伝達します。

 

この視床下部は自律神経系の中枢となっている部分になり気圧が引き金となり

交感神経が優位に働くようになります。

 

交感神経が優位に働くことにより血中にノルアドレナリンという物質が放出されます。

 

ノルアドレナリンは主に血圧を上昇させる作用を持つ神経伝達物質で特にストレスや危険に直下した際に

分泌されるホルモンです。

 

体にとって非常に重要なホルモンであり、ノルアドレナリンの分泌が崩れると様々な精神・身体症状が現れ

無気力感や意欲低下が生じうつ病の発症要因となるほか、過剰分泌では興奮状態やパニック障害のリスクが

高まることが報告されています。

 

このノルアドレナリンが痛みを感じる侵害受容器とよばれるセンサーの活動を活発化させたり

マクロファージや肥満細胞と呼ばれる細胞を活性化させ血中にヒスタミンや

TNFa(腫瘍壊死因子アルファ)と呼ばれるサイトカインを放出します。

 

ヒスタミンやTFNaは免疫システムの重要な役割を担っているのですが

これらが放出されることにより、副腎髄質という部分が刺激されます。

 

副腎髄質が刺激されることによってアドレナリンが過剰に分泌され

この過剰なアドレナリンが痛みを感じる神経をさらに活発に働かせ

過去の古傷や現在気になっている部分の痛みを誘発させます。

 

少し難しくなってしまいましたが以上が悪天候によって

不調や痛みを感じてしまうメカニズムとなります。

 

気圧の変動によるお体の不調は茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院にご相談ください

気圧の変動によるお体の不調(気象病)は気圧のセンサーが反応した後に過剰に働く

交感神経の働きを抑制させることが重要となります。

 

茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では交感神経を抑制させ副交感神経を優位に働かせるための

自律神経の調整を行なっております。

 

自律神経の不調や気象病でお悩みの方は茗荷谷にあります整骨院

茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院にご相談ください。