バレーボール治療について
バレーボール治療とは、バレーボールをプレーされる中で起こりやすい慢性的な不調を根本から改善し、同時に再発しにくい身体を作っていきます。痛みや違和感といった不調が続いているようでしたら、いったんトレーニングをお休みしていただき、お身体に起こっている問題をしっかりと治療していただくのが理想的です。全身で行うスポーツの為、一か所でも不調があると、かばってしまったり、気にして全力プレーができなくなってしまいます。その状態のまま続けてしまいますと、痛い場所をさらに悪化させてしまったり、ほかの場所を痛めてしまったりと不調部位が広がっていってしまいます。オーバーハンドスポーツの為肩を痛めてしまうことも多いです。
バレーボールで起こる疾患
バレーボールにより起きやすい障害として、ジャンパー膝、腰痛、肩関節障害、足関節や膝関節の靭帯損傷、突き指、などがあります。
ジャンパー膝
ジャンパー膝はジャンプを繰り返すようなスポーツに多く、ジャンプ動作により太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋に負担が重なり、膝蓋腱に痛みや炎症を起こします。大腿四頭筋は膝蓋腱に変わりすねの骨の脛骨粗面という場所に付着します。子供の場合には、付着部に牽引ストレスがかかってしまいオスグット病というものを発症してしまいます。膝を曲げた時に膝蓋腱には体重の何倍もの負荷がかかります。それがジャンプの着地となるとより一層負荷がかかってきます。日頃からケアをしておかないと痛みが出やすいと言えます。
腰痛
腰痛に関しては身体の回旋動作等で負担がかかってきます。椎間関節炎や椎間板ヘルニア、子供では分離症等になってしまいます。
肩関節の障害
肩関節ではインピンジメント障害や腱板損傷が多いです。肩の動きというのは、肩関節の動きと肩甲骨の動きがリズムよく動くことによりスムーズに動きます。どちらかの動きが悪いと障害のリスクというものが非常に高くなってしまいます。着地の際のケガも多く、足関節や膝関節の靭帯を損傷してしまうことも多いです。必ず捻った時は放置しないでください!のちのち障害につながってしまうことが多いです。
当院のバレーボール
治療の方針と治療法
例えば肩に痛みが出た場合、肩だけを診ていくのではなく、肩以外の部分で、肩にストレスとなっている部分を見つけていきます。たいていの場合はどこか不具合をカバーするために肩を過度に使用し痛みを出しているケースがほとんどです。よって全身をチェックし痛みの原因となっているところを見つけ、根本改善していきます。
当院ではプロスポーツ選手も使っている電気治療器や筋膜リリースをおこなえる機械などをご用意しておりますので、痛みを取ったり、可動域を広げたりすることが可能です。痛みを取る治療から、可動域を出すコンディショニング治療まで幅広く行っております。身体に不調がある場合はすぐに確認させてください。また、痛みが出ないようにコンディショニングを行うこともできます。
お早めにご来院ください
バレーボールは、バスケットボールと同様に「瞬発力」と「跳躍力」が求められるスポーツです。特に跳躍力に優れる選手が発症しやすい「ジャンパー膝」は、膝の外側にある靭帯に炎症が起こっている状態ですので、少しでも早く適切な治療を受けていただきたく思います。
また、膝以外にも足首や腰、肘や肩に不調が現れるケースもございます。着地時に膝を捻り負傷してしまったり、ブロックの際に突き指をしてしまったりしてしまうケースも多いです。突き指だからといって放っておくと骨折しているケースもあるため、おケガをした際は一度ご来院ください。放置したがゆえになかなか痛みが引かなかったり、腫れがいつまで経っても引かないといったケースも多いため、初期治療が大切になります。初期に適切な治療・固定をしないといわゆるこじらせた状態になってしまいます。指の腫れはなかなか引かない為将来指が太くなってしまいます。できるだけ元の状態へ戻すためにも、たかが突き指と思わず、当院へご来院ください。