膝痛について
膝痛は、骨格のゆがみやズレによって引き起こされることの多い症状です。人の身体には、日ごろから行われる姿勢の癖によって、知らず知らずのうちにゆがみやズレが起こってしまっていることが多いです。例えば足の着き方が変わるだけでお身体の歪みというのは変わってきます。
捻挫の既往がある方などは左右で足の着き方が全然違うというケースが多いです。捻挫をしてしまったときにすぐに症状が出るのではなく、後々症状が出てくるのは、筋力の問題などがあります。
だんだん年を重ねていき、運動不足であったりすると筋力が低下してきてしまいます。筋力が低下してしまうと、悪い足の着き方を筋力でカバーできなくなりますますいい足の着き方から遠ざかってしまったり、癖が強くなってしまったりします。そうなると膝やその上に負担が多くかかってきます。一番足から近い関節である膝関節にはそれだけでも大きな負担になります。
無意識に正しい足の着き方に矯正してくれる「足底板」
唯一地面と接している足は身体にとって非常に大切です。それらを調整してくれるのが足底板です。足底板は無意識に正しい足の着き方に矯正してくれるものです。しかし市販のものでは万人用の為あまりお勧めいたしません。やはり専門家の方に計測、癖をチェックしてもらって作った方がご自身の足にしか合わないものが作れますし、効果も全然違います。当院ではご希望される方に専門家をご紹介しておりますのでご希望の方はご相談ください。
当院の膝痛の
治療方針と治療法
当院ではまず痛みの部位をしっかり見極めていきます。関節内の問題なのか、関節外いわゆる筋肉の痛みなのか、靭帯には問題ないか、など徒手検査にてどこが悪いために痛みを出しているのか調べていきます。膝の痛みの種類はたくさんあり、鵞足炎、半月板損傷、靭帯損傷、疲労性骨膜痛、大腿骨内顆骨壊死、内側滑膜ひだ、脛骨脆弱性骨折、変形性関節症、膝蓋下脂肪体炎、膝蓋靭帯炎、オスグットシュラッター病、シンディングラーセンヨハンソン病、大腿四頭筋付着部痛、膝蓋大腿関節症、膝窩部痛、腸脛靭帯炎などがあります。これらを鑑別し、痛みの原因を追究していきます。
骨格がゆがんだり、ずれてしまうと、他の健全な関節や筋肉に対して、必要以上の負担がかかります。そのため、膝痛の治療においては、膝の痛みを取るための治療だけでなく、ボディバランスを整えるための施術も合わせて行う必要がございます(ケースによります)。
しっかりとリハビリを行いましょう
膝関節は荷重がかかる分変形にもつながりやすい関節ではあるので、しっかりリハビリしていかないと変形がある場合、変形がどんどん進んでしまいます。これ以上悪くならないようにしっかりリハビリしていきましょう。荷重がしっかりかけれない原因には、変形による痛みの場合もありますが、筋肉の状態が悪く、うまく筋力を発揮できていない場合、筋力低下により体重を支えられない、などの原因が考えられます。これらが混在しているケースも多いです。こういった症状の場合リハビリは必須になります。
また、すでに人工関節の手術をしたのに痛みがある場合にもぜひご相談ください。手術後にも関節外で痛みを出すこともあり、皮膚の硬さなどで動きが悪くなっていることも多いです。その場合皮膚の滑走性を良くしてあげるだけでも動きが楽になります。術後はとにかく歩きなさいなど、自分でのリハビリを勧められると思いますが、何をやっていいかわからない、一人だとなかなかリハビリする気にならないなどお困りのことが御座いましたら、当院へご来院ください。術後の治療も当院でできますので、気軽にご相談ください。また、手術したくないけど、痛みがあるなどこちらでまだやれることはあります。是非当院で診させてください。