めまいについて
めまいはわずか10年の間に10倍も症状を訴える人が増えたと言われる、現在の国民病ともいえる疾患です。精密検査でも原因がはっきりしないめまいは更年期障害、不眠症、慢性疲労、軽うつなどの症状に伴って起こっているともいわれております。
めまいは、脳疾患を起因として起こることもございますので、めまいが続く場合には一度、病院で精密検査を受けていただくことをお勧めいたします。しかし、CTやMRIといった精密検査で原因がわからなければ、めまいの原因をしっかりと特定できる治療院で、症状の解消に効果的な施術を受けていただくのが理想的です。文京区・茗荷谷・後楽園の茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では、めまいの解消に有効な施術を行っております。
めまいの原因
めまいには大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、自分自身がグルグル回っているように、あるいは周りが回っているように感じる「回転性めまい」です。もう一つは、フラフラするグラグラするという感覚の回転しないタイプのめまいで、「浮動性めまい」と呼ばれます。以前は回転性めまいは末梢性疾患(主に耳の問題)、浮動性めまいは脳疾患、と言われていました。しかし現在では原因はそれだけではないと言われております。
また原因の一つに三半規管と言われる耳の中の器官の機能低下が考えられております。三半規管とは身体の平衡感覚を保つ機関で左右の耳の奥に一つずつあります。
三半規管の機能低下原因
1むくみ
通常一定量のリンパ液が三半規管の中に保たれていますが、ストレスなどによりリンパ液が増加しむくむと、その水圧で三半規管の中のセンサーが押しつぶされてしまいます。その結果、水分の排出を抑制するホルモンが増加してしまい、三半規管の中がリンパ液であふれてしまいます。ストレスが慢性化→三半規管が常にむくんだ状態→メニエール病というめまいを起こす疾患の原因となります。
2栄養不足
肩こりなどが原因となります。三半規管への栄養素や酸素を供給するのが椎骨動脈という血管になります。この椎骨動脈が三半規管に栄養を送る唯一のルートとなっています。肩こり等により、筋肉が緊張すると血管が圧迫され血流が滞ってしまいます。椎骨動脈は他の血管と比べ細いため肩こり等の影響を受け圧迫が加わりやすくなっています。そうなると、耳が塞がった感じや、めまいと痛みが同時に起こったりします。
3三半規管の過労
三半規管は耳の中にあるため、音の影響を受けやすくなっています。音が空気の波となり、鼓膜から耳の中の組織へと伝わります。耳の中の組織から伝わった音波が電気信号に変換され脳で音として認識しています。音が大きすぎると鼓膜と耳の中の組織の間の三半規管も振動し、その衝撃でセンサーも振動してしまい正しい平衡感覚がわからなくなってしまいます。正しい平衡感覚がわからない→めまいとなります。
三半規管機能チェック
- 乗り物酔いしやすい
- 改札に切符や自動販売機にコインが入れられない
- 何もないところでつまづく
- エスカレーターに乗り降りするタイミングが微妙にずれる
- 歩いているとよく人にぶつかる
- 階段でよくつまづく
- 飲み物をよくこぼす
- 柱や家具に足の指をぶつけることが多い
数が多いほど弱っているということになります。毎日繰り返し行っていることで、できないはずがない行為が三半規管の機能低下でできなくなってしまいます。数が多く該当する方は一度当院へご相談ください。
自律神経の乱れによって
起こるめまい
めまいの中には「自律神経の乱れ」によって起こってるものもあります。自律神経とは、頸椎や腰椎の中を通っている神経のことであり、「交感神経」と「副交感神経」とに分かれて、様々な生命活動をコントロールしています。しかし、もしもあなたがストレスを感じることが多くなったり、生活習慣が不規則になることがあれば、自律神経の働きはそのバランスを崩し、めまいやしびれ、頭痛、吐き気といった様々な不調が引き起こされます。現在ではめまいの原因は自律神経失調症が原因とはっきり言いきっている文献も出ております。
当院のめまいの
治療方針と治療法
繰り返しになりますが、めまいの症状が現われた際には、まず大きな病院への受診をお勧めしております。めまいには重篤な疾患が引き金になり、起こることもございます。病院での精密検査の結果に異常がなく、それでもめまいが続くようでしたら一度当院へご相談くださいませ。文京区・茗荷谷・後楽園の茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では自律神経調整の治療も行っております。自律神経が問題であれば、バランスを整えると、めまいもスッと解消されるはずです。自律神経の治療は施術中も非常に気持ちよく、リピーターの方もとても多いです。