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くしゃみによるギックリ腰について

背中・腰

花粉や黄砂の影響でくしゃみをしてギックリ腰を発症されご来店される方が増えてきております。

ギックリ腰の受傷は、重たい荷物を持ち上げとした際に発症するイメージが強いと思います。

今回はくしゃみが原因で起こるギックリ腰についてご説明していきたいと思います。

 

ギックリ腰とは?

ギックリ腰とは急性に発症した強い腰の痛みの総称で、正式には「急性腰痛」と呼ばれます。

症状(動けるや全く動けないなどの)や概念のようなものはなく、急性に発症した強い腰痛は

全てひっくるめてギックリ腰として総称されます。

 

英語ではWitch’s shot(魔女の一撃)と言われており、中世の時代から使われる表現で

先ほどまで元気だった人が急に腰の激痛で動けなくなってしまうさまを見てこれは魔女の仕業だと

噂になったのが由来とされています。

 

なぜくしゃみでギックリ腰になってしまうのか?

ギックリ腰は本来、重いものを持ち上げるなど腰に負担がかかる動作をしたときに起こると言われておりました。

現在でも、ギックリ腰になる明確なメカニズムは解明されておりません。

そもそも以前は腰痛の85%は原因がわからないとされておりました。

 

現在では2016年の学会で発表された山口県内の整形外科、病院、大学病院の共同研究により

78%まで腰痛の内訳がわかるようになってきました。

この研究による腰痛の内訳は下記の通りとなります。

①椎間関節性腰痛22%

②筋・筋膜性腰痛18%

③椎間板性腰痛13%

④狭窄性11%

⑤椎間板ヘルニア7%

⑥仙腸関節性6%

くしゃみによるギックリ腰は何に該当するか

諸説ありますが、①椎間関節性腰痛と③椎間板性腰痛が該当します。

①椎間関節性腰痛では、くしゃみにより椎間関節周囲の靭帯などが急激な身長刺激などにより炎症を起こして発症します。

③椎間板性腰痛では、くしゃみにより椎間板内圧が亢進し、椎間板周囲で炎症を起こし発症します。

不用意な姿勢でのくしゃみなどは非常に危険なため、気を付けましょう。

くしゃみによって放出される空気の速度は、時速160kmから320kmに達すると言われています。これは、新幹線よりも速い速度です。

これだけくしゃみは身体にかかる負荷が高く、肋骨を骨折してしまうケースも存在します。

 

くしゃみでギックリ腰になってしまったら当院へご相談ください。

先ずはきちんと評価をし、タイプを分けてから症状に合わせたアプローチを

ご提供させていただきます。

腰痛でお困りの際は茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院にお気軽にご相談ください。