カテゴリー:
腰痛になりやすい人の特徴
腰痛でお悩みの方は非常に多く生涯の罹患率は84%とされています。
医学が進歩しているのにも関わらず腰痛でお悩みの方は増えている現状です。
今回は腰痛ガイドラインに記載されている医学的に根拠があるデータを用いて
腰痛になりやすい方の特徴について紹介していきます。
腰痛と生活習慣
腰痛には食事や運動などの生活習慣にも関連性があり
・飲酒と喫煙は発症のリスク有病率との関連性があるとされています
・日常的に運動を実施する群に比べ運動していない群の方が腰痛のリスクが増大するとされています
上記の観点から腰痛の予防には健康的な生活習慣と穏やかでストレスが少ない生活習慣が推奨されています。
腰痛と体重
体重に関しては標準(BMI18.5~25.0)より低体重あるいは肥満のいずれでも腰痛発症のリスクと関連性が認められております
・腰痛と肥満の関係を研究する95の研究で体重過多や肥満が腰痛の危険因子であると報告
・また体重コントロールについての研究では標準体重群に比べ低体重群にも弱い関連性が認められた
腰痛と職業に関係性があるか
腰痛と職業に関しては中程度のエビデンスがある。
腰痛になりやすい職業
・運輸71~74%
・清掃69%
・看護46~65%
・介護63%
上記のように身体的負荷の大きい重労働が腰痛の危険因子とされています。
一方で労働中の不良姿勢や作業が腰痛の独立した因子とは必ずしも同定できないという論文も多数報告されています。
職場の環境と腰痛に関しては強い関連性が指摘されており
・仕事に対する満足度
・仕事の単調さ
・職場の人間関係
・仕事量の多さ
・精神的ストレス
・仕事に対する能力の自己評価
上記との関連性があり、腰痛には身体的にも心因的にも関連性があるとされています。
腰痛と睡眠
腰痛と睡眠に関しても関連性が報告されています。
・長期的に睡眠の質が悪い人は長期的に睡眠の質が良い人に比べて腰の障害が発症するリスクが2倍
質の良い睡眠は身体の休息(リカバリー)を促す一方、睡眠不足はその効果を弱めてしまいます。
腰痛になりやすい人の特徴
上記の内容を踏まえ最後に腰痛になりやすい方の特徴を箇条書きでまとめると以下のとおりとなります。
・運動習慣がない
・肥満もしくは低体重
・過度な飲酒や喫煙
・うつ病
・睡眠不足
・仕事の働き甲斐のなさ
腰痛は84%の人が経験する症状ですが再発率が非常に高く44%~78%の方が再発するとされています。
また腰痛患者の26%~37%の人が休職を繰り返すとされていて、これは仕事を休むだけでは良くならないという報告となります。
茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では腰痛でお悩みの方の一人一人にあったアプローチをご提供させていただいております。
また場合によっては睡眠に特化した施設であるHANAReやパーソナルトレーニングジムG.O.A.Tのご紹介や
併用してでの介入を行っております。
腰痛には睡眠の改善や運動習慣の確立が必須となっておりますので
長年の腰痛やどこに行っても良くない腰痛でお悩みの方は茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院にご相談ください。