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交通事故に遭ったら・交通事故に巻き込まれたら
これからの季節は交通事故が増える季節になります。
交通事故がもっとも多い月は12月になりまして要因として
- 日が短くなって日没の時間が早くなり、薄暮時間帯である17~19時の間に多く発生していること
- 年末にかけて帰省や年末旅行、業務交通の集中などによる交通量増加の影響を受けていると考えられること
- 忘年会、クリスマスなどの行事によって飲酒機会が増加し、飲酒運転による事故が多いこと
- 雪国では積雪や路面凍結によるスリップ事故が増えること
上記があげられますが、その後1月から3月にかけて事故数はなだらかに減少し、4月5月にまた上昇してきます。
特にゴールデンウイークは帰省やお出かけ、旅行などで普段お車を運転されない方でも運転をすることで事故が増えやすくなります。
普段から事故に慣れている方はなかなかいらっしゃらないと思いますので、実際に事故が起こった際のご対応についてご説明させていただきます。
交通事故に遭った際の対応
①負傷者の救護
②二次災害の防止
③警察へ連絡・報告
④連絡先の交換
⑤保険会社に連絡
⑥病院の受診・診断書発行
⑦人身事故として警察へ届け出る
①負傷者の救護
負傷者の救護は道路交通法という法律で定められた運転者の義務となっております。
運転者とは、交通事故の加害者・被害者の両方を指し、また、同乗者にも同様の義務があります。
(1)救急者を呼ぶ
(2)応急処置を行う
この2つは必ず行うようにしましょう。
②二次災害の防止
二次災害を防ぐ
(1)負傷者を安全な場所へ移動させる
(2)事故車両を安全な場所へ移動させる
(3)交通事故の発生を後続車に知らせる
③警察へ連絡・報告
警察への連絡・報告内容についても道路交通法で定められています。
事故の程度に関わらず警察の許可なく事故現場から離れてはいけません。
加害者・被害者で立ち合い偏った見方にならないように報告しましょう。
警察への報告内容
①事故の発生日時・場所
②事故の負傷者数・負傷程度
③損壊物と損壊程度
④事故発生後に講じた措置
④相手方との連絡先の交換
確認事項
(1)相手の氏名・住所・連絡先
(2)相手車両の所有者・ナンバー
(3)加害者加入の保険会社
⑤保険会社に連絡
加入している保険会社に必ず連絡を入れましょう。
交通事故の被害者の場合、相手方(保険会社)からケガをされたことによる補償(人損)
物が壊れた際の補償(物損)を受ける事が出来ます。
⑥病院の受診・診断書発行
現場での対応を済ませたあとは早急に病院へを受診しましょう。
どこも痛くないから病院に行かなくても大丈夫は非常に危険です。
後から痛みが出て病院へしても →相手方(保険会社)が支払いを拒否するケースや
診断書がないと →慰謝料が支払われないケース
事故との関連性がないとされたり、慰謝料目当てなど疑われる材料となってしまいますのでご注意ください。
⑦人身事故として警察へ届け出る
慰謝料は【物損事故】の場合は支払われません。
慰謝料は事故で怪我を負った人に対して支払われます。
慰謝料をもらうためには、警察に人身事故として届けて≪交通事故証明書≫を発行してもらう必要があります。
人身事故として届け出るためには病院発行の診断書が必要となりますのでやはり病院には必ず受診しましょう。
交通事故治療もご相談ください
交通事故の処理については、法律知識、保険知識、医療知識など専門知識が必要となってくる場合があります。
よくわからないことがあった場合に保険会社の説明を鵜呑みにしたまま手続きを続けてしまうと正当な補償を受けられなくなってしまうこともございます。
茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では交通事故後の治療と事故後に専門的知識が必要となった際には
提携している法律事務所のご紹介をさせていただいております。
交通事故に遭われた際には当院へご相談ください。