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足の浮腫みには骨盤矯正!?
先日、腰痛でご来院された女性の患者様に骨盤の調整を行ったところ
再びご来院された際に腰痛は良くなったから骨盤矯正をして欲しいとお願いをされました。
腰痛が良くなったのであれば、骨盤矯正をする必要がないのではないかと思いお話をお伺いすると、前回骨盤の調整をしてもらってから普段悩んでいる足の浮腫みがスッキリしたからとのことでした。
足が浮腫む要因は様々で中には内科的な疾患が潜んでいるケースもありますが、リンパや血流の問題、そして骨盤が関係している場合もあります。
今回は足の浮腫みと骨盤、そしてふくらはぎのストレッチについて解説していきたいと思います。
足の浮腫みと骨盤
今回、ご来院された女性の主訴は腰痛だったのであくまで腰痛の治療の一環として骨盤の矯正を行いました。
特に前屈みの姿勢やデスクワークで長時間座っていることが多くご自身でも日頃から反り腰が気になるとのことでした。
動作や姿勢の確認から骨盤の過度な前傾があったため、検証として骨盤の過度な前傾を制限する形で前屈みの動作を行っていただくとそれまで痛みがあった前屈の痛みが消失したため今回の腰の痛みには骨盤の過度な前傾が関係していると判断し、骨盤の後傾を促すような調整を行ったところ前述のように足が浮腫まなくなったとのことでした。
私たちはどのような姿勢でいても常に重力に対し、何かしらの抵抗をしながら同一姿勢を維持しています。
人には重心線があり正しい骨の位置関係が維持できていれば重心線上に骨があるため、骨で体重を支えることが出来ます。
それに対して不良姿勢や過度な骨盤の歪みは重心線から逸脱してしまうため、骨で体重を支えることができなくなってしまい周りの筋肉の負担が増えてしまいます。
反り腰(骨盤の前傾)の人の場合、骨盤の前傾に伴い体の重心も前方に移動してしまいます。
前術の通り重力に対して抗うためには、重心を後方に移動させなければ体は前方に倒れてしまうため体の後方に位置する筋肉を使って姿勢を維持しようとします。
この後方に位置する筋肉というのがふくらはぎの筋肉になります。
ふくらはぎの筋肉は骨盤の前傾に伴い、常に体を後方に引っ張ろうと働きづづけるので常に筋トレをしているような状態でパンプアップしてしまい、太くてカチカチで常に張っていて浮腫んでいるふくらはぎとなってしまいます。
当然、ふくらはぎが辛い自覚症状があるのでストレッチなどでケアをしようとしますが、ふくらはぎは常に後ろから体をひっぱていて力を入れながら伸ばされているので、ストレッチでさらに伸ばされても何の解決にも至らなくなります。
この際に、必要なのは固く短縮してしまっている脛や太ももの前面や股関節前面の筋肉のストレッチと、そもそもの原因となっている骨盤の前傾の改善となります。
美容の整体もご相談ください
腰痛でお悩みの方の骨盤の調整を行った結果、足の浮腫みが軽減した理由は過度な骨盤の前傾がなくなったことでふくらはぎにかかるストレスが軽減し、過度なふくらはぎの筋肉のパンプアップがなくなったことによるものと考えられます。
茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院の施術スタッフは全て医療系の国家資格を保持した者がご対応させていただきます。
解剖学や生理学の知識から痛みだけでなく美容に対しても、アプローチを行っていきます。
足の浮腫み等でお悩みの際も是非当院へご相談ください。