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なかなかとれない疲れ、実は病気かもしれません(慢性疲労症候群)

施術法 / 自律神経の不調

寝ても寝ても疲れが取れない。常にダルい。

休日にしっかりと家で休んだはずなのに月曜日から体調がすぐれない。

 

こんな症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか。

 

もし上記のような症状が半年以上続いていた場合は単なる疲労や年齢の問題だけではない可能性があります。

 

慢性疲労症候群

 

あまり聞き馴染みのない疾患名かもしれませんが

慢性疲労症候群の可能性があります。

 

今回は通常の疲労と慢性疲労症候群との違いや

慢性疲労症候群の定義についてご説明していきます。

 

 

疲労とは?

そもそも疲労とはどういった症状なのか定義について説明いたします。

 

『疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である。』 抗疲労臨床評価ガイドラインより

 

上記の一文が疲労の定義になります。言葉にすると難しいですよね。

 

具体的な症状は、心身の過負荷によって生じた思考能力の低下、刺激に対する反応の低下注意力の低下、注意散漫、行動量の低下、目のかすみ、筋肉のこわばり、痛みが現れるとされています。

 

慢性疲労症候群とは?

では慢性疲労症候群の症状はどういったものなのかをご紹介いたします。

 

日常生活に影響を及ぼすほどの強い倦怠感や疲労感が6ヶ月以上に渡り続く状態

・発熱、リンパ節腫大、咽頭痛などの感染症様症状、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感などの膠原病様症状、睡眠障害、思考力低下、抑うつ、不安などの精神・神経症様症状などの多彩な症状が併発する

・原因、病態は明らかになっておらず、一般的な血液検査、尿検査、画像検査では鑑別できない

・慢性臓器不全、慢性感染症、慢性炎症性疾患、主な神経性および代謝・内分泌疾患、双極性障害、統合失調症、精神病性うつ病などの器質的疾患・病態を除外された上で上記の症状がある場合慢性疲労症候群と診断される(厚生労働省より)

上記が慢性疲労症候群の症状となります。

 

筋痛症性脊髄炎とも呼ばれ、1988年に米国疾病対策センターにより慢性疲労症候群と命名された疾患概念であり、イギリスやカナダなどで筋痛症性脊髄炎と呼称されています。

 

続いて慢性疲労症候群の診断基準についてご説明いたします。

 

慢性疲労症候群の診断基準

慢性疲労症候群は米国の国立衛生研究所や医学研究所が2015年2月に疾病概念を提唱しています。

 

・慢性疲労症候群の疲労は十分な休養をとっても回復しない

 

以下の3症状が必須条件

1.就労、学問、社会活動、個人的活動レベルの大幅な低下を6ヶ月以上継続して認める

2.労作後に増悪する極度の倦怠感

3.睡眠障害(熟睡感、回復感を伴わない睡眠)

 

以下の2つの症状のうち、いずれかの症状を認める

1.認知機能の低下

2.起立不耐症(起立性調整障害)

 

上記が慢性疲労症候群の診断基準になり単なる疲労との違いにもなります。

 

慢性疲労症候群の治療方法

慢性疲労症候群の治療法や予防法は確立されていませんが以下の治療が考慮されています。

・抗酸化療法(多量のビタミンC、コエンザイムQ10など)

・免疫賦活化療法(漢方薬など)

・向精神薬(抗うつ薬、抗不安薬など)

・精神療法

運動療法            

                              佐藤元紀/慢性疲労症候群に対する集中的治療.2018より

 

上記の治療が考慮されていますがそれ以上に本当に良い休息が取れているかどうかが重要とされています。

 

3種のリカバリー

質の良い休息が慢性疲労症候群や疲労の回復には重要とされていますが、休息には3つのリカバリーがあります。

①生理的な”回復”

②組織的な”再生”

③精神的な”回復”

 

この3つのリカバリーをしっかりと図ることが重要です。

前述の慢性疲労症候群の診断基準にもあります慢性疲労症候群の疲労は「休養をとっても回復しない」とありますがただ休むだけでは回復しません。

 

リカバリーには運動なども含まれますので、詳しくご紹介いたします。

 

①生理的な”回復”

生理的な回復を促す施策(自律神経・代謝の正常化)

身体のシステムをニュートラルに戻し、疲労物質の処理やエネルギーの再貯蔵を行うための基盤づくりです。

  • 呼吸への介入: 浅く速い呼吸(胸式呼吸)は交感神経を過剰に刺激します。横隔膜を使った深い呼吸を誘導することで、意図的に副交感神経を優位にし、血圧や心拍数を落ち着かせます。 
                        

  • 睡眠環境と深部体温のコントロール: スムーズな入眠と深いノンレム睡眠を誘発するため、就寝の90分前までに入浴で深部体温を一度上げ、それが下がるタイミングでベッドに入るサイクルを習慣化します。

  • アクティブリカバリー(積極的休養): 完全に安静にするのではなく、血流を促す程度の軽い有酸素運動を行うことで、全身の酸素運搬と代謝産物(疲労物質など)の排出を促進します。

 

呼吸の介入は茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院、睡眠への介入は系列のHANAReで介入を行っております。

2. 組織的な再生を促す施策(微細組織の修復と再構築)

筋肉や関節、結合組織の微細な損傷を修復し、より強い組織へと適応させるための物理的なアプローチです。

  • アライメント(骨格配列)の最適化: 姿勢が崩れた状態では、特定の関節や筋肉に局所的な過負荷がかかり続け、組織の再生が追いつきません。AI姿勢診断などを用いて客観的なゆがみを特定し、正しい骨格の位置関係を取り戻すことが、根本的な再生の第一歩です。

  • 足元からの運動連鎖の修正: 身体の土台である足部の崩れは、膝、股関節、脊柱へと波及します。オーダーメイドインソールなどを活用して足底のアーチをサポートし、日常的な歩行や運動時の関節へのメカニカルストレスを軽減させます。

  • 深層筋(インナーマッスル)の選択的刺激: アウターマッスルが過緊張を起こしている場合、関節を安定させるインナーマッスルが機能低下を起こしています。EMS(電気筋肉刺激)などを活用し、関節に過度な負担をかけずに深層筋を収縮させ、組織の血流改善と機能回復を図ります。

アライメントの調整やEMSの介入は茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院、オーダーメイドインソールに関しましては系列のパーソナルジムG.O.A.Tで行っております。

 

3. 精神的な回復を促す施策(脳の疲労回復と心理的安全性)

認知的な負荷を下げ、ストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌を抑えるための環境・心理的アプローチです。

  • 完全な心理的ディスタンスの確保: 職場や家庭のタスク、あるいは他者の視線から完全に切り離された空間と時間を提供することが重要です。完全個室でのセッションや、プライベートが守られた環境は、社会的比較や周囲への気遣いをなくし、大脳皮質を休ませる効果があります。

  • 身体感覚へのフォーカス(ソマティック・アプローチ): 「今、自分の身体がどう動いているか」「どこに力が入っているか」という身体の内部感覚(固有受容覚)に意識を向けさせます。これにより、過去の後悔や未来の不安から引き起こされる脳の疲労(マインドワンダリング)を断ち切ることができます。

  • 「できたこと」の可視化: 痛みや疲労といったネガティブな要素ではなく、可動域の改善や姿勢の変化など、小さなポジティブな変化をフィードバックすることで、自己効力感を高め、前向きな活力を引き出します。  

脳疲労の回復はや心理的ディスタンスの確保に関しましてはHANAReで介入を行っております。

 

 

 

異常な疲れが6か月以上続いた場合はご相談ください

今回のは慢性疲労症候群についての概要と単なる疲労との違い、治療方法について記載しました。

慢性疲労症候群はただ休むだけでは良くならない症状になります。

 

茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院を含め、当グループでは包括的なアプローチが可能となっております。

 

今回の記事をお読みいただきご自身が抱えている症状に該当されるようであれば

一度ご連絡をいただけますと幸いです。