コラム

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肩こりと呼吸の関係性

首・肩

本日は台風の影響で非常に気圧が下がっており雨も強く降っております。

雨の影響で体調を崩しやすい方にとっては過ごしづらい日になっていると思います。
中には呼吸もしにくくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今日は呼吸と肩こりの関係性についてお話していきます。


呼吸と肩こりの関係性とは

気圧の影響やストレスなどにより呼吸がしづらくなる方は多くいらっしゃいます。
これは呼吸に関係としている横隔膜という組織が自律神経の影響を非常に受けやすいためです。

特に闘争や逃走の神経と呼ばれる交感神経が優位に働いてしまうと
横隔膜の動きが悪くなってしまいます。

横隔膜は肋骨の動きと関係している為、横隔膜の動きが悪くなると肋骨の動きも低下します。

肋骨が呼吸の際に動かなくなってしまうと、頸部の筋肉で頑張って呼吸をしようとする為
首の筋肉の緊張が強くなります。

自律神経失調症の方や自律神経の働きがうまくいってない方が首が凝ったり
首が疲れたりしやすいのはこの為です。
首が凝ればその負担は肩にもかかってくるため当然、肩こりの症状も悪化致します。
これだけでも肩こりの原因の一つにもなりますが呼吸との関係性は他にもあります。

呼吸が浅くなると体内は酸性に傾きやすくなります。
体内が酸性に傾くことにより筋膜と呼ばれる組織が緊張してしまいます(筋膜が硬くなる)

筋膜とは筋肉を包んでいる膜のことを指します。
この筋膜が中の筋肉や隣の筋膜と癒着し筋肉がスムーズに動かなくなった状態が
いわゆるコリの正体になります。

横隔膜が動かなくなり、肋骨の動きが悪くなった結果
首の筋肉を使って頑張って呼吸をする為、首のコリが強くなり
呼吸が浅くなることで体内が酸性に傾き筋膜が硬くなり
その結果、コリの症状が強くなります。

肩こりをいくら揉んだりしても良くならないのは
肩こりの原因が肩ではなく横隔膜にある為です。

すべての症状が今の説明に該当するわけではないですが
肩こりの症状に対しては肩ではなく横隔膜や自律神経の働きに介入していく必要性は
理解していただけたと思います。

当院では筋膜の方さや肋骨の動きを確認させていただき
必要であれば自律神経の治療を行わせていただいております。

肩こりにお悩みの方や、上記の症状に該当される方は是非当院へご相談くださいませ!!