鍼灸治療

鍼灸治療とは

鍼灸治療とは、人間の身体が本来持ち合わせている「自然治癒力」を向上させ、いくつもの疾患を緩和し、また予防することのできる施術です。病院で受けられる医学は、基本的に西洋医学に基づいて行われています。しかし、手術や投薬ではどうしても改善されない不調に対して、鍼灸治療が大変効果的なのです。さまざまな疾患の予防や緩和に効果的であるだけでなく、女性の美を内面から引き出すためにも効果的です。文京区・茗荷谷・後楽園の茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院で、あなたのお身体に最適な鍼灸治療をご体験ください。

鍼灸治療の効果

鍼灸治療に用いる鍼は、人の髪の毛よりもずっと細いタイプの製品を使用します。そのため、施す際の痛みはほとんどありませんし、施術場所に目立つ傷が残るようなこともございません。鍼灸治療は、継続することで徐々に様々な効果が期待できます。

身体の調整作用

機能が低下しているものに対しては足りないものを補っていくことにより、興奮作用を与え機能低下を改善させていきます。逆に過度に興奮してしまっているものに対しては落ち着かせるように働きかけ鎮静作用を促します。

誘導作用

主に血液や体温を患部に誘導したり、患部からほかの部分に移動させる作用があります。いわゆる肩こりの症状や足の冷えの症状には血液の流れが非常に重要になってきます。鍼灸治療には、こういった血液循環を改善させるような作用もあります。

鎮痛作用

鍼灸治療を行うことにより痛みを抑制する物質が脳内から出たり、神経に働きかけることにより痛みの抑制効果が期待できます。

防衛作用

細網内皮系という肝臓や脾臓の中にある体内の異物を除去するシステムの機能が上がったり、白血球や貧食細胞と言われる免疫に関係している体内の細胞を増やす効果があるので、鍼灸治療を行うことにより生体防衛能力が上がります。

免疫作用

脳内の視床下部というホルモンの分泌に大きく関与している部分に作用することにより、免疫が上がります。

転調作用

鍼灸治療は体質の改善に効果が期待できるため、自律神経失調症やアレルギー(気管支喘息、アトピー、花粉症等)の症状の改善にも有効とされています。

鍼灸治療で有効性が
あるとされる症状

NIH(米国国立衛生研究所)の見解として鍼灸治療において各種の病気に対する効果と、その科学的根拠、西洋医学の代替医療としての効果について有効であると発表しました。鍼灸治療に有効性があるとされるものには下記の症状があります。

神経系疾患

  • 神経痛
  • 神経麻痺
  • 痙攣
  • 脳卒中後遺症
  • 自律神経失調症
  • 頭痛
  • めまい
  • 不眠
  • ノイローゼ

運動器疾患

  • 関節炎
  • リウマチ
  • 頸肩腕症候群
  • 頸椎捻挫後遺症
  • 五十肩
  • 腱鞘炎
  • 腰痛
  • 外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

循環器系疾患

  • 心臓疾患
  • 動脈硬化症
  • 高血圧
  • 低血圧症
  • 動悸
  • 息切れ

呼吸器系疾患

  • 気管支炎
  • 喘息
  • 風邪および予防

消化器系疾患

  • 胃炎
  • 消化不良
  • 胃下垂
  • 胃酸過多
  • 下痢
  • 便秘
  • 胆嚢炎
  • 肝機能障害

代謝内分泌系疾患

  • バセドウ病
  • 糖尿病
  • 痛風
  • 脚気
  • 貧血

婦人科系疾患

  • 更年期疾患
  • 乳腺症
  • 生理痛
  • 月経不順
  • 冷え性
  • 不妊

耳鼻咽喉科系疾患

  • 中耳炎
  • 耳鳴り
  • 難聴
  • メニエール病
  • 鼻炎
  • ちくのう
  • 咽頭炎

眼科系疾患

  • 眼精疲労
  • 結膜炎
  • 疲れ目
  • かすみ目

当院の鍼灸治療

当院での鍼灸治療は主に現代鍼灸治療で行っていきます。問診や検査を行い、症状の原因になっているところを見極め治療を行っていきます。また、症状を確認させていただいた後に鍼灸治療以外での治療、アプローチを加えさせていただく場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。
鍼での刺激が不快であったり、鍼治療自体に抵抗感がある方はレインボー療法という刺さない鍼での治療も行っておりますので、ご相談ください。

鍼治療における
副作用について

起こりえる副作用として、めまいや内出血がございます。めまいは鍼の刺激により、施術後にだるさや眠気を感じることが主な原因になります。鍼あたりといい稀にのぼせてしまうような症状を感じる方もいらっしゃいます。ただし、これは鍼の刺激により身体が良い状態に変わろうとする反応によるもので、通常は1日でおさまります。

鍼を打った場所に内出血が起こることがあります。内出血の起こり方は体質、体調等で個人差がありますが1~2週間の間にだんだん薄くなり消えていきます。当院では鍼灸で用いる鍼の中でも特に細い鍼を使用しています。また、鍼を抜いた後に内出血を予防するための対策もしております。