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自律神経失調症と肩こりの関係性

自律神経の不調 / 首・肩

肩こりと自律神経に関しましてはとても関係性が強く
自律神経が原因で起こっている肩こり(首こり)に関しては
マッサージや骨盤、骨格の矯正を行っても根本的な部分の改善には至らないので
その場では良くなってしまっても恐らくまたすぐに元に戻ってしまいます。

実際、マッサージをしてもらうと一時的に良くなるのですが
すぐに元に戻ってしまうなんて方は多いのではないでしょうか?

以前はコリは筋肉に起こるのだと考えがえられていましたが
最近は研究だどにより筋肉ではなく筋膜という組織の方に問題があると言われております。

筋膜とは簡単に言うと筋肉を包んでいる膜のことを指します。
この膜が癒着といってくっついてしまい、動きがスムーズにいかなく状態が
いわゆるコリの正体と言われております。

なのでいかに筋膜を緩めることが出来るかどうかが治療をするにあたり重要になってまいります。

自律神経は交感神経と副交感神経からなります。
筋膜という組織は交感神経が過剰に働くと硬くなり
副交感神経が働くと緩むという性質があります。

自律神経失調症の患者様の場合、交感神経が働きすぎてしまい
副交感神経が働かなくなってしまっていることが多く
筋膜という組織が硬くなってしまっているケースが非常に多いです。

なのでマッサージをいくら施しても交感神経の影響により
また筋膜が硬くなってしまう為すぐに戻ってしまうのです。

さらに交感神経が過剰に働きすぎてしまうと横隔膜という呼吸に関係する筋肉の働きが悪くなってしまいます。

横隔膜の働きが悪くなると呼吸の際の肋骨の動きが悪くなり
その結果、呼吸の際に首の筋肉を通常よりも多く働かせ息を吸い込みます。
通常よりも首の筋肉を多く使用するため首コリの症状が強くなります。

自律神経失調症の患者で首の前が張ってしまうのはこの為です。

このような首コリの症状に対してもやはりマッサージだけでは効果をなしません。

上記のような症状に該当される患者様に重要なのは自律神経の働きを正常に戻し
筋膜を緩めたり、横隔膜の働きを取り戻すことです。
根本的な改善を目指していくにはここに介入していかなければなりません。

当院では自律神経の治療に力を入れております。

肩こりでお悩みの方は是非当院へご相談ください。