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腰痛について
腰の痛みを『腰痛』と一括りにしていいますが、
『腰痛』には色々な原因があります。
筋肉が原因での腰痛
脊椎分離症、すべり症
脊椎圧迫骨折
椎間板性の痛み
椎間関節の捻挫
仙腸関節炎
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
強直性脊椎炎
脊椎側弯症
梨状筋症候群
中殿筋の機能障害
靭帯不安定性
等、多岐にわたります。
先天的なものもあれば、年齢や運動強度、筋力低下、姿勢と原因も様々です。
また、腰の痛みは、急性腰痛、慢性腰痛にわかれます。
急性腰痛とは通常若者や中高年にみられ急激に発症する場合と
数日にわたり徐々に痛みが強くなる場合があります。
半数のケースでは明らかなきっかけがなく発症し、痛みで全く動けなくなることがあります。
慢性腰痛とは3ヶ月以上痛みが継続する腰痛のことです。
軽い痛みから激痛まで、痛みには持続的なものもあれば間欠的なものもあり、
特定の姿勢や動作が痛みを誘発することが多いです。
強い痛みと、軽度の痛みが交互に起こったり、持続的な痛みを感じつつ、
時に強い痛みが再発する場合もありますが、いずれにしろ生活に支障をきたします。
今回は『慢性腰痛』についてフォーカスしていきます。
慢性腰痛の原因はの70%は椎間板内の変性によるもの、椎間関節の問題、
仙腸関節や靭帯の捻挫が関与している可能性が高いといわれています。
一方、慢性腰痛では身体的な要因のみならず、心理、社会的な要因が関与することが
あり、職場環境が原因になっている場合も多いです。
また、これといった原因がはっきりしない腰痛も存在し、これがいわゆる
「非特異性腰痛」と呼ばれるものです。
腰ではなくお尻周りに痛みや、神経痛を伴っているケースもあると思います。
仙腸関節自体の問題もありますが、椎間板損傷の影響も少なくありません。
当施設でも椎間板、椎間関節が影響しての腰痛がでている方が多いです。
椎間板が影響する痛みは
・起床時の痛みが強い
・咳や、くしゃみで痛い
・自転車や車の運転で痛い
・頻繁にぎっくり腰になる
・尾骨に痛みがある
椎間関が影響する痛みは
・反った時に痛い
・ベルトラインが痛い
・ピンポイントで痛い
です。
上記の症状がある方は
単に筋肉だけが原因で痛くなっているわけではありません。
痛みが緩和しても、また放っておくと腰痛の再発につながってしまいます。
このような方は根本的な改善をしていかなければ
何度も腰痛を再発してしまいますし、症状が悪化してしまう可能性があります。
腰痛があり、上記の症状に少しでも該当する方は
是非1度、当院にご相談ください。