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肩こり 重症度チェック
肩こりで悩まれている方は非常に多く2019年の国民生活基礎調査では、男性の自覚症状の2位に「肩こり」が、女性の自覚症状の1位に「肩こり」が挙げられています。
当院でも肩こりでご来院される方は腰痛に次いで多いのですが、初めてご来院される方の多くがもっと早くきておけば良かったとおっしゃっていただけます。
実際に施術をしている私たち目線でももっと早くきて欲しかった症状の方がたくさんいらっしゃいます。
そういった方のお話を伺うと、このくらいであれば我慢できたや、どこまで悪化したら来院すればいいかわからなかったというお声をいただきます。
本来であれば症状が悪化する前の段階でご来院いただき未病を防いだり、メンテナンスとしてご来院いただければ幸いですが、お仕事や家事・育児などでお忙しい方も多いと思いますので、今回はそういった方々でもこういった症状が出たら来院してくださいというチェックポイントをいくつかご紹介いたします。
肩こりのセルフチェックポイント
①可動域チェック(可動域が狭い)
セルフチェックの1つ目は可動域のチェックです。
肩や首の筋肉がコリ、硬くなることで可動域が制限されてしまいます。
今回は肩と首の可動域チェックをご紹介いたします。
肩の可動域チェック
壁を背にして立ち両手を前に出して両肘を曲げます。
ここから両肘をつけて天井方向位に上げていきましょう。
両肘が鼻のラインを超えてくれば正常な可動域になりますが、鼻を超えてこない場合は可動域制限となり肩周りの筋肉が硬くなっている一つのサインとなります。
首の可動域チェック
首の正常可動域は前屈(頭を下げる)した際に顎が鎖骨の間につくことです。
もし、顎と鎖骨の間が指3本以上空いてしまうようであれば首の後ろ側や肩の上部の筋肉がかなり硬くなっているサインになります。
この2つのセルフチェックは調子のバロメーターになりますので普段から行ってみてください。
②肩を動かすとゴリゴリ音が鳴る
肩や腕を回した際にゴリゴリと音が鳴ることはありませんか?
これは単純に筋肉が硬くなっているだけでなく、肩甲骨と肋骨など骨の位置関係が正常な位置関係から逸脱している可能性があります。
骨が正常な位置関係(アライメント)から逸脱してしまうと骨で体重が支えられなくなってしまい筋肉で体を支える必要があるためさらに筋肉への負荷がかかってしまい肩こりが悪化してしまう可能性があります。
肩がゴリゴリと音が鳴るのも肩こりが重症化しているサインの一つになります。
③随伴症状を伴う
肩こりが重症化すると頭痛やめまい、吐き気などの症状が伴うことがあります。
こういった症状を随伴症状と呼んでいますが、肩こりが重症化している一つのサインになります。
中には重篤な疾患からくる症状の場合もあります。経験したことのない強い頭痛や立っていられないほどのめまいなど
明らかにおかしいと思ったら迷わず救急車を呼びましょう。
また救急車を呼んでいいのか迷うような場合は一度#7119へお電話してオペレーターへご相談ください。
④腕や指先に痺れを伴う
腕や指先にシビレを伴う場合も肩こりが悪化しているサインの1つになります。
腕や指先のシビレは手の神経の大元である首のトラブルの可能性もありますが、頚部周りや肩周辺の筋肉が硬くなることで腕や指先にいく神経が締め付けられてしまう絞扼(こうやく)が起きている可能性があります。
絞扼かどうかは徒手的な検査で簡単にわかりますので整骨院や整形外科の先生にご相談ください。
⑤起床時なども常に肩が凝っている
肩こりがつらいと常に気になるとは思いますが、それでもお風呂上がりや起床時などはいくらか楽になるかと思います。
しかしながら朝起きた時からすでにガチガチに凝っている場合は単純な肩こりではなく自律神経もトラブルを起こしている可能性があります。
茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院では自律神経の評価も行っております。
上記の症状に該当するようでしたら当院へご相談ください。
以上が肩こりの重症をチェックするセルフチェックになります。
肩こりは気になるけど、どこまで辛くなったら来院すれば良いのかわからない方はご来院の一つの指標にしていただけますと幸いです。