コラム

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ギックリ腰

背中・腰

ギックリ腰は、幅広い世代にみられ、急激に発症する場合と数日にわたり徐々に痛みが強くなる場合があります。

ギックリ腰になる原因は、転倒、繰り返し重いものを持ち上げる動作、不自然な姿勢、長時間の前かがみ姿勢、咳、くしゃみなど様々です。

また股関節の柔軟性が低下している場合や、インナーマッスルが弱い方は腰痛リスクが高くなってしまいます。

ひどい症状ではほとんど動けなくなることもあり、日常生活での動きも困難になってしまいます。

 

分類

ギックリ腰の分類としましては、腰椎の急性機能異常、椎間板の外側にある繊維輪の亀裂、椎間板を構成する髄核のヘルニア、椎間関節への滑膜の陥入、坐骨神経の炎症、仙腸関節の捻挫、稀に靭帯損傷や肉離れ、筋肉自体が問題を起こす筋筋膜性腰痛と多岐にわたります。

 

症状

ギックリ腰の症状は鋭い痛みが腰の中心に起こるケースもあれば片側に出る場合もあります。さらに強い鈍痛がお尻、鼡径部、太ももにまで広がる場合があります。

長時間座っていたり、立ち上がる、起き上がるなどの動き出し動作、ズボンや靴下を履く動作が困難となる場合もあります。

上記のようにギックリ腰になってしまうと日常生活で大きな支障が生まれてしまいます。そうならない為にも普段から予防することはとても大切です。

 

ギックリ腰の予防

ギックリ腰にならないためにも予防はとても重要ですのでいくつかご紹介させて頂きます。

まず股関節のストレッチです。股関節の柔軟性が低下してしまった状態での動作は腰への負担を増やしてしまいます。

 

インナーマッスルのトレーニングをしっかりと行うのもとても重要です。

インナーマッスルは天然のコルセットの役割があり、インナーマッスルがしっかり鍛えられると腰への負担を減らることが出来ます。

動作としては、床から物を持ち上げたり拾う時は腰だけを曲げず、膝を曲げて物を体の近くに寄せて持ち上げるのが大切です。

寝る時には柔らかいマットレスではなく、硬めのベッド、布団を使用した方が良いです。寝方としてはうつ伏せが一番腰への負担が大きいので避けてください。またどちらかの腰に痛みや重たさがある際は、痛い方を上にして横向きに寝るのが良いです。

椅子にかける時は、硬めの背もたれの椅子を選び、深く腰掛け背中を背もたれに密着させるのが大切です。密着させない状態で長時間座っていると腰への負担が増えてしまいます。

 

当施設ではギックリ腰で痛みが強い方には痛みを抑え日常生活への早急な復帰を考えアプローチさせて頂いてます。

何度かギックリ腰を経験し腰の痛みに悩まされている方には根本的な改善を目指し、身体を機能的に使えるようにして腰痛が出ない身体を作っていく事を考えアプローチしています。

ギックリ腰になってしまった方、長年腰の痛みに悩まされている方は是非当施設に1度ご相談ください。