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リモートワークにおける腰痛や肩こりについて
首都圏では本日にも2度目の緊急事態宣言が発令されそうですね。
その影響で在宅でお仕事される方も多くなるのではないでしょうか。
昨年は新型コロナウイルスの影響で良くも悪くも
働き方について考えさせられる一年だったと思います。
その中で当施設にお問い合わせとして多かったのが
リモートワークになってから腰痛、肩こりがひどくなったので
どうにかなりませんか？というものでした。
今回はなぜリモートワークになると腰痛や肩こりが増えるのかの説明と
その対処法について説明していきます。
なぜリモートワークになると腰痛、肩こりになりやすくなるのか
まずは腰痛に関してですが、腰痛を引き起こす組織として
椎間板という組織があります。
この椎間板という組織は姿勢によってかかる負担が決まっており
立っている状態で椎間板にかかるストレスを100％とすると
座っている姿勢だと140％まで椎間板にかかるストレスは増します。
さらに座っている状態から前かがみになると椎間板にかかるストレスは
185％まで上昇していきます。
（ちなみに仰向けで寝る姿勢がもっとも椎間板にかかるストレスは減少し、立位に比べて25％まで減少します）
いわゆるデスクワークではオフィスでも自宅でも、同じ座位ではないかと思われますが
出勤時間も含めて、オフィスで仕事をしているほうが自宅にいるよりも
圧倒的に活動量は多いと思います。
例えば歩行数に関して言えば、全国平均で一日、7800歩だと言われております。
これは全国平均のため、車で移動することが多い地方の方も含まれており
電車等の交通機関を利用して出勤される方はもっと多く歩かれていることになります。
椎間板を含めて、腰部の負担を減らすには股関節や胸郭部を動かしていくことが重要なため
歩くということは腰部の負担を軽減させるためにも重要な運動になります。
つまり、通勤時間がなく股関節の運動が不自由分になるリモートワークでは
同じデスクワークでもおのずと腰部の負担が増してしまうのです。
肩こりはなぜひどくなるのか
では次に肩こりに関して解説していきます。
肩こりの原因は大きく分けて3つに分類されます。
・筋緊張
・筋硬結
・筋短縮
上記になります。
どれも似たような言葉ですが、この中で特にリモートと
関係性が強いのが筋緊張になります。
筋緊張は主に姿勢や自律神経の影響で発症します。
地球には重力がある為、重心がずれると体が倒れないように筋肉に力を入れて
倒れないように支えないといけなくなります。
デスクワークの場合、PCが体の前側にある為ヘッドフォアードという頭部を前側に出すような姿勢を
姿勢で長時間作業をすることが多くなります。
このような場合、頭が前に倒れないように、首の後ろ側の筋肉や肩の上部の筋肉は常に
頭を後ろ側に引っ張ろうと働き続けます。
これを何時間も続けていけば、必然的に筋肉には高負荷がかかる為
いわゆる肩こりとして症状が出現致します。
また、自律神経の中の交感神経という神経が過剰に働いても
筋緊張は増強します。
これは筋肉を直接、交感神経が支配していたり筋肉内の血管も
交感神経が支配しているためです。
自律神経は、自分でできないような体の調整を（血管の拡張や心臓の拍動など）
管理している神経になりますが、この自律神経が乱れてしまうと
自分で治そうとするのは非常に難しい為、治療が必要になってきます。
自律神経が乱れる要因も、様々な要因がありますが
その中に十分に太陽の光を浴びていないことがあります。
先進国の中で一番うつ病患者が多いといわれているイギリスは
1年の90％ほどは太陽が隠れているために、十分に
日光を浴びることができないためにうつ病が多いとという見解があります。
うつ病等の精神的なストレスは自律神経が乱れる大きな要因となります。
つまり、リモートワークになり自宅から全くでないような生活が
続いてしまうと、日光を浴びなくなってしまう為
そこから自律神経のバランスが乱れてしまい
交感神経が働きすぎてしまい、筋緊張が増してしまい
結果として肩こりの症状が強くなってしまうのです。
リモートワークで悪化した症状はどうすればいいのか
腰痛や肩こりについて説明させていただきましたが
在宅により症状が悪化した場合は当施設へご相談ください。
当施設では股関節や胸郭に対しての可動域の獲得のためのアプローチや
お身体の状態に合わせた様々なアプローチを行っております。
上記の症状でお悩みの際は、茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院にご相談ください。
