コラム

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五十肩で肩が上がらずお悩みの方へ

首・肩

肩の痛みや可動域が狭くなってしまい生活にお困りの方は

多いのではないでしょうか。

 

このような症状は40代~50代にかけての発症が多いため

四十肩や五十肩と呼ばれていますが

正式な名称は肩関節周囲炎といいます。

 

肩関節周囲炎は外傷を機に発症する方もいらっしゃれば

ホルモンの影響や内科的な疾患(糖尿病等)が原因で

特に肩関節に直接的な原因がない方でも

発症する場合があります。

 

この肩関節周囲炎で最も多い訴えが関節の可動域制限になります。

 

初期では単純な手を前から上にあげる動作や横から上にあげる動作は

不自由なく行えることが多く

背広に袖を通す動作や下着を後ろでつける、背中側のファスナーを閉める

お尻を拭く、シートベルトを着けようとする等の

肩や腕を捻る動作を行うと痛みが出たりやりづらかったりする

症状から発症します。

 

次第に症状が進行していくと、上記の動作が行えなくなったり

単純な前や横から上げる動作でも痛みや制限が強くなり

さらに症状が悪化すると腕が90度も上がらなくなってしまいます。

(正常な肩関節の可動域は180度)

 

肩関節周囲炎は読んで字のごとく

肩関節の周りに炎症が起こることを起因とし

次第に炎症が落ち着いてくると拘縮が起こります。

 

この拘縮が肩関節の可動域制限の原因になりますが

文献には肩関節周囲炎の症状は疼痛→可動域制限の順で

改善していくまでに12~48か月要するとされているように

症状は非常に長期にわたります。

 

特に肩関節の拘縮がひどく可動域が著しく制限されてしまっている

ケースでは改善までに時間を要してしまいます。

 

なので肩関節周囲炎を罹患した場合は

炎症症状を見極めながらいかに

拘縮が起こる前に可動域訓練を

行えるかが重要になっていきます。

 

また拘縮が強くなっていき可動域が著しく

制限されてしまっている症状では

徒手的なアプローチだけでは効果的ではないことが多く

物理療法機器(いわゆる機械)と組み合わせた

アプローチが必要となります。

 

当施設では肩関節周囲炎の症状に対して

初期には炎症に対してのアプローチを

拘縮期においてはラジオ波という最大で

皮下10センチまで温熱刺激を加えることが

可能な機械を用いてアプローチを

行っていきます。

 

前述の通り、肩関節周囲炎は48か月要するケースがあり

安静にしていても良くはならない症状になり

早期から治療が必要な症例となります。

 

肩関節の痛みや可動域の制限で

お困りの方は是非一度当施設までご相談くださいませ。