コラム

カテゴリー:

コロナ禍に多い頭痛について

首・肩

コロナ禍で以前より頭痛に関しての

問い合わせが非常に増えてきました。

 

コロナ感染後の後遺症としてのお問い合わせも

多いですが、罹患されていない方の

頭痛のご相談が特に増えてきておりますので

今回はそのあたりについてQ&A形式で

お答えしてしていきたいと思います。

 

Qマスクを着けていると頭が痛くなります。何故でしょうか?

A長時間のマスクの着用により頭痛が発症するメカニズムとして下記の事が考えれます。

・マスクにより、呼吸が苦しくなり、呼吸は浅くなり呼吸回数が増えてしまいます。

・自分の吐いた息を吸い込むことになるため、血液中の二酸化炭素濃度が上昇し

 頭部の血管が拡張しやすくなります。

 現在、片頭痛は血管拡張説が有力とされており、血管の拡張により片頭痛が発症します。

 

・マスクのゴムにより頭部が持続的に締め付けられたり、引っ張られたりします。

 耳が引っ張られることで側頭骨が引っ張られ、頭部や頚部の筋肉に持続的にストレスがかかり

 周囲の筋の筋緊張が増大してしまい、それにより緊張性頭痛の増加しています。

以上の事で、片頭痛や緊張性頭痛が誘発されると考えられます。

 

Qテレワークで頭痛が多くなった気がします。何が原因でしょうか?

Aテレワークによる仕事の環境の変化により、頭痛の回数が少なくなったり、反対に多くなった方もいます。

自宅やオフィス以外でお仕事をするためにデスクや椅子の高さが合わない、床に座って作業することで姿勢が悪くなり、首肩の筋肉への負担が増えて首肩の凝りに繋がり、緊張性頭痛を誘発すると考えられます。

また長時間のパソコンの使用によりブルーライトの影響で概日リズムが崩れたり、テレワークやオンライン授業になった家族と同じ空間で仕事をすることによるストレスなども頭痛の原因になると考えられます。

 

Q頭痛が出ないように普段から出来る予防法はありますか?

片頭痛の場合ですと、ストレスや疲れ、睡眠不足、月経周期、天候の変化や温度差、湿度や気圧、におい、赤ワインやチーズなどのチラミンが含まれている食べ物(それ以外でも特定な食べ物を食べると頭痛が出る場合があります。)などにより引き起こしやすくなります。

緊張性頭痛の場合は姿勢が悪いことにより首肩の筋肉が硬くなり頭部への血流が悪くなることが要因となりますので、姿勢をよくすること、首肩の筋肉のストレッチを行い筋肉の緊張の緩和が大切です。

人それぞれ頭痛が出る要因は異なりますのでご自身の頭痛が当てはまるものがありましたら、それを見直すことで頭痛の緩和が期待できます。

 

当施設では頭痛の症状に合わせたアプローチ を行っておりますので

頭痛でお悩みの方は一度ご相談ください。