コラム

カテゴリー:

気象病

自律神経の不調

天気が原因で起こる体調不良は気象病と呼ばれておりニュースでも見かける機会が多いです。

気象病として最も多くあらわれる症状は頭痛です。その他にもめいまいや耳鳴り、関節痛、神経痛、古傷の痛み、そしてうつ病も気象病の症状になります。

気象病の主な原因は気圧の変化によるものです。特に不調を訴えるのは気圧が低下した時ですが中には気圧が上昇した際に不調を訴える方もいます。

気圧が変化すると人の身体はストレスを感じます。ストレスを感じると対応しようと自律神経が活性化されます。

自律神経には交感神経と副交感神経があり交感神経は血管を収縮させ心拍数をあげ身体を興奮させる働きがあります。

一方、副交感神経には血管を広げて身体をリラックスさせる働きがあります。この交感神経と副交感神経の調整がうまくいかないと様々な体調不良の原因となってしまいます。

この気象病にどのような方が多いかといいますと耳が敏感な人になりやすいと言われおり内耳と呼ばれる鼓膜よりも奥にあるカタツムリのような形をした器官が敏感な方が罹患しやすいようです。

内耳が気圧の変化を感じると脳に情報として伝え自律神経を活性化させます。なので内耳が気圧の変化に敏感な方だと少し気圧が変化しただけでも過剰に脳に情報が伝わり交感神経や副交感神経が過剰に活性化されてしまいます。

内耳は平衡感覚などを司る器官があり乗り物酔いになりやすい方は基本的に内耳が敏感といわれております。

つまり『乗り物酔いしやすい方は気象病になりやすい』と言えます。

では気象病の影響を受けやすい方はどうすればよいのでしょうか?基本的には自律神経の働きを整えるように規則正しい生活を送ることが良いとされています。

しかし現代社会はストレス社会と呼ばれ様々なストレスが身体に影響します。そのような環境ではご自身で自律神経の働きを整えるのは難しい状況です。ですから適切な治療を受けて頂く必要性があります。

当院の自律神経治療は非常に愛護的な施術で自律神経に対しアプローチしていきます。

手技療法と物理療法という機械を組み合わせて行っていきます。この手技療法の中には耳に対しての施術も行っています。

気象病でお悩みの方は当施設へ1度ご相談ください。