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睡眠でお困りの方へ

自律神経の不調

夜寝る際に中々寝付けなかったり、夜中に起きてしまい覚醒してしまってまた寝ることが出来なかったりして睡眠でお困りではないでしょうか?

 

日本は先進国の中で睡眠時間が最も少ない平均7時間22分という研究データがあります。

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は、男性が37.5%、女性が40.6%となっております。

メジャーリーガーの大谷翔平選手は最低8時間の睡眠時間を確保しているというニュースもあり、睡眠時間の確保が重要だと従来よりも認識されてきました。

さらに厚生労働省は、来年度から睡眠時間を増やすための計画を始めようとしています。

長年続いている日本人の睡眠不足への取り組みが行われようとしています。

 

必要な睡眠時間は年代によっても異なります。

10歳までは8~9時間

15歳で約8時間

25歳で約7時間

45歳で約6.5時間

65歳で約6時間

となっておりまして、年齢を重ねるごとに必要な睡眠時間が減ってきます。

個人差はありますが、成人の場合には6~7時間前後の睡眠時間が必要です。

ご自身に合わせた睡眠時間を確保すように過ごしましょう。

 

睡眠時間は季節によっても変化します。

秋から冬にかけては睡眠時間は長くなり、春から夏にかけては短くなるので

日照時間とも関連があります。

 

質の良い睡眠を取るために

①眠くなってから就床する

 

②就寝時間を毎日同じ時間に設定する

 

③平日や休日関係なく同じ時間帯に起床する

 

④できる限り昼寝を避けて夜にしっかりと睡眠を取る

 

⑤ベットで携帯電話や漫画などを操作せず、寝るためだけに使用する。

 

⑥昼食後以降のカフェイン摂取は避ける

 

⑦就寝直前のアルコール摂取は避ける

 

⑧ニコチンを摂取しない。タバコを吸わない。

 

⑨就寝前は強度の高いエクサイズや運動、筋トレはしない

 

⑩ベットルームは静かで暗く、少し静かする。

 

以上の内容を普段の生活で意識しながら過ごしてみてください。

 

 

その他に睡眠の質には精神的ストレスや食事に伴う栄養状態にも関係しています。

 

①夜間の炭水化物やタンパク質摂取は睡眠改善に効果的

 

②高脂質な食事やカロリー摂取不足は睡眠を阻害する可能性がある

 

③マグネシウムが不足しても睡眠を阻害する

 

④メラトニンを多く含む食べ物は睡眠に効果的だが、人工的メラトニンサプリは避けた方が良い

 

⑤ハーブ系サプリメントは副作用が不明な場合があるのでコンタミネーション(食物アレルギーの際に用いられる混入の意味)の

 危険性がある

 

食事面でも睡眠に関係があるので上記の内容も普段の生活の中で見直ししてください。

 

睡眠でお困りの方は自律神経が乱れている可能性がありますので

当院にお気軽にご相談ください。